過払い金請求という用語はここ数年で定着した言葉といえるでしょう。

テレビCM、乗り物や折込チラシ等を利用して法律事務所が宣伝をしたので多くの人が知ることになったと思います。

では、具体的にはいったいどんなメリットとデメリットがあるのかを見ていきます。

 

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過払い金請求ができる条件は?

まず、過払い金は消費者金融で借り入れをしている全員が出来るわけではありません。

次のような条件に当てはまる方が請求できる可能性が高いです。

借り入れをすべて返済し終わった方 、借入期間が8年以上の方 、利息が下記の利率以上の方元金10万円未満:20%、元金10万円~100万円未満:18%、元金100万円以上:15%の契約内容の方です。

大まかに言えば、高い利息で元金が減らずに長年返済している方が過払い請求できる可能性が高いと言えます。

過払い金請求のメリット

過払い金請求のメリットですが借金の返済額が減ります。場合によっては、お金を返してもらえることもあります。

ただし、個人差がありほんの数万円から数百万円までの幅がありますので一概には言えません。

CMなどで、いかにも過払い金請求をするとお金が戻るという話を強くアピールしますが、そういうケースも有り得るという程度の認識が良いでしょう。

また、債務整理である特定調停、任意整理、民事再生(個人再生)、自己破産と違い払いすぎたお金に対して交渉ないし請求をしますので、精神的な負担は限りなく低いでしょう。

このようにみると、過払い請求のメリットはシンプルです。

過払い金請求のデメリット

次に、デメリットについて見ていきます。

まず、自分自身で請求する事が難しいです。

その理由ですが、現在の消費者金融は非常に経営が厳しいです。この過払い金請求が盛んになってから多くの会社が吸収、消滅しています。

そのような現状ですので、出来る限り対応はしないという事になります。ですから、弁護士や司法書士が運営する法律事務所からの請求でやっと対応すると考えるべきでしょう。

次に、過払い金請求をしたあとに借入先からの融資を再開する事が難しくなります。

最後に、次の点が要注意と思われます。

それは、信用情報機関に事故情報が載るという可能性です。まず、この取り扱いは消費者金融ごとに異なると言われていますので、ここでは注意すべき点と考えてください。

債務の完済前に過払い金請求を行うと金融事故として情報が登録される可能性が高いです。

もし自分自身の借り入れがあと5年しないと完済できないというなら話は別ですが、あと数ヶ月で終わるのであればその後に請求するほうが得策と思えます。

以上、過払い請求のメリット、デメリットを見ましたが信用情報機関の登録については用心して過払い請求しましょう。

もし、不安であれば一度、債務整理を専門としている弁護士や司法書士に相談してみて下さい。

最近は、どこの法律事務所でも相談料は無料ですから気軽に相談してみて下さい。

 

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